今日のコーチング~人には、腑に落ちるタイミングがある~
▼今日コーチングを受けて下さった女性の方。
1ヶ月ぶりのコーチングだったのですが、セッションの途中から、良い意味で「なんか今日は違うぞ」という感じがビシビシ伝わってきました。
クライアントの本音がスムーズに出ているというか、深い所で気付きを得ているような感じがしました。
▼最後にクライアントが、
「今日は、なんだか新しいコーチングの世界を見た気がします」
と言って下さいました。
その言葉を聞いて、涙が出そうなくらい嬉しかったです。
▼もちろん、毎回良い感じになることばかりじゃないし、毎回良い感じになる必要もありません。
ただ、「今日は良い感じだな」という感触を、コーチである僕とクライアントが同時に感じていたのは、とっても嬉しかったです。
今日いい感じだったのは、僕の力ではなく、クライアントの、人生を真剣に生きようとする想いの結晶。
▼人にはそれぞれ、「腑に落ちるタイミング」があります。
ある時ふと、ある事に気付く。
それは実は、何年も前に誰かから言われていたことと同じことだったりします。
当時は、「そんなもんかなぁ」程度にしか思えなかった。
あるいは、反発していた。
ところが、その後色んな経験をしたり、色んなことを考えた末に、「そういうことだったのか」と腑に落ちる。
小さい頃に親から言われていたの意味が、大人になって分かったというのも同じです。
▼腑に落ちるためには、必ずステップが必要です。
それは、年齢かもしれないし、経験かもしれない。
人によっては痛い経験かもしれません。
そのステップを踏むためには、意識的に生きることが大切です。
漫然と生きているだけでは、腑に落ちる瞬間は訪れません。
▼以前の僕が人にアドバイスをする時は、そのステップをショートカットしてもらおうと必死でした。
「こう考えた方が良いですよ!」
「これやった方が良いですよ!」
という感じで。
▼それは、親切心のつもりでした。
だけど、僕が必死になっても、相手が腑に落ちることは多くありませんでした。
それは、僕の力不足もあるでしょうが、もう一つの理由は、相手にとって腑に落ちるタイミングではなかったから。
▼たとえ同じことを言われても、腑に落ちるタイミングと、腑に落ちないタイミングがあります。
▼僕は、漫才のオチだけを見せて、「ね?面白いでしょ?」と言っていたようなもの。
フリがあるからこそオチで笑えるのに、そのフリをショートカットしようとしていたんです。
▼腑に落ちるというのは、理解力とかそういう問題ではなくて、その人にとって最適なタイミングで訪れるものだと思います。
僕も、2年位前から再三言われていたことが、最近ようやく腑に落ちました。
本から得た言葉、人から言われた言葉で、「あ、そういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間は、毎日のように訪れます。
▼大事なのは、今腑に落ちなくても、たくさんの言葉のシャワーを浴びておくこと。
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