ホワイトメンターとブラックメンター~「人生を変えるメンターと出会う法」(本田健さん著)~
▼本田健さんの新刊、「人生を変えるメンターと出会う法」。
▼本田健さんの過去の著書でも、「メンター」という言葉は度々登場します。
僕がメンターという言葉に出会ったのも、本田健さんの本でした。
今回は、そのメンターに絞った本ということで、発売前から楽しみにしていました。
▼「メンター」という言葉、聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、こうあります。
メンターとは、人生を導く先生という意味です。
(中略)国内外を問わず、私が出会ってきた成功者には、ほぼ例外なくメンターと呼ばれる人がいました。
日本人でも、恩人や恩師という言葉ならピンとくるでしょう。
メンターとは、あなたの人生を変えてしまうぐらいのインパクトのある先生という意味です。
▼メンターに関する多彩なテーマが取り上げられていますが、凄くしっくり来たのは、
「ホワイトメンター」と「ブラックメンター」
というフレーズ。
●ホワイトメンターとは?
→「こんなふうになりたい」と思わせるメンター。
その生き方に憧れる人。
●ブラックメンターとは?
→「絶対にこんな人になりたくない」という反面教師のタイプ。
その生き方に憧れない人。
どちらも、「人生に大切なインスピレーションを与えてくれる存在」という点で共通しているので、「メンター」と付いているわけです。
▼「我以外皆我師(われ以外みなわが師)」という言葉に象徴されるとおり、意識次第で、人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生だと考えることができるわけです。
▼あなたは、「あの人のおかげで成長できた/勉強できた...etc」と思ったことはありますか?
「あの人のおかげで」には、2パターンあります。
1つは、「あの人」に対して直接お礼を伝えたいとは思えない「あの人のおかげ」。
例えば僕は過去に、バカにされたり、理不尽に説教されたことがあります。
どういうことを言われたのかここでは書きませんが、そういう人のおかげで、「あぁ、そういう見方をされることがあるんだな」と気付けましたし、ああいう言葉を吐く人間にはなるまいと思うことができました。
その意味で、「あの人のおかげで成長できた」ことに違いありません。
ただ、「あの人」に対して直接お礼を伝えたいかというと、正直そういう気持ちにはなりません。
これが、僕の中でのブラックメンター。
▼もう1つのパターンは、「あの人」に対して直接心からお礼を伝えたくなるような「あの人のおかげ」。
例えば、僕が進みたい方向を模索する過程で、親身になって相談に乗って下さった方がいます。
本を通してですが、「こんなワクワクする生き方があるのか」と教えてくれた沢山の著者の方がいます。
つまり、「あの人のおかげで成長できた」わけです。
そして、「あの人」に対して直接心からお礼を伝えたいと思います。
これが、僕の中でのホワイトメンター。
▼同じ「あの人のおかげ」なのにこの違いが生まれるのは、「あの人」が、僕の為を思ってくれていたかどうかの違いです。
▼同じメンターでも、ホワイトメンターとブラックメンターという分け方をすることで、漠然と「あの人のおかげ」でまとめることがなくなりました。
あなたにとってのホワイトメンターは誰ですか?
あなたにとってのブラックメンターは誰ですか?
はじめに あなたの人生はメンターで決まる!
第1章 自分がどう生きたいのか、理想のイメージを持つ
第2章 どういうスキルがいるのか調べる
第3章 メンターに求めるものを見極める
など全17章構成。
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