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(旧)意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

裁判ルールに学ぶ、人生の選択~経営判断の原則~

▼人生は、大小問わず選択の連続です。

 大きな選択になればなるほど、「どの選択肢が正解か」を慎重に考えてしまいます。

 悩んだ挙句、選択するのが恐くて現状維持を選ぶことだってあります。

 だけど僕は、そもそも正解は無いと思います。

 だから、選択時に目指すのは、「正解探し」ではありません。

 

▼では、選択する時、一体何を目指すのか?

 これを考える時、「経営判断の原則」という裁判上のルールを思い出します。

 

▼経営判断の原則とは?

「取締役の行った経営上の判断が合理的で適正なものである場合は、結果的に会社が損害を被ったとしても、裁判所は、取締役の経営事項については干渉せず、当該取締役も責任を負わない」というルール

経営判断の原則(けいえいはんだんのげんそく)とは - コトバンク

 

▼結果的に損害が出たということは、ある意味経営判断が誤っていたとも言えます。

 だけど、損害が出れば常に責任追及されるとしたら、恐くて判断できません。

 そこで、判断当時、合理的で適正な判断をしていたと言えるのなら、結果的に損害が出たとしても、責任を負わないとしたわけです。

 これによって取締役は、結果を過度に恐れること無く、「合理的で適正な経営判断をする」というところに集中できるわけです。

 

▼合理的で適正な判断だったといえるかどうかの判定要素は様々ですが、例えば、

 ・ちょっと調べれば分かるようなことを調べなかった

 ・リスクを認識していたのに、何も対策を取らず楽観的に考えていた

 ・一般的な経営者ならまず選ばない選択肢を選んだ

といった場合は、合理的で適正な判断だったとは言えないでしょう。

 

▼少し難しい話でしたが、すっごく簡単に言うと、

 ①結果論ではありません。

 ②「あの当時の判断としては、あれがベストだったよね」と言えるかどうかです。

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▼これは人生における選択にも応用できます。

 

▼選択した結果、「うまくいかなかった」ということは多々あります。

 だけど、その判断が、「合理的で適正な判断」だったならば、仕方ないと思うんです。結果を100%コントロールするのは不可能ですから。

 

だから、選択時に目指すべきことは、「あの当時の判断としては、あれがベストだったよね」と言えるような選択をすること。

 それができれば、

 ・無用な後悔をせずに済みます。

 ・取締役が責任追及されないように、自分で自分を責めずにすみます。

 ・納得感を持って失敗を受け入れ、次に活かすことができます。

 

▼重要なことがあります。

 それは、

 「情報不足の状態で下した判断は、合理的で適正な判断とは言えない」

ということ。

 

▼1の情報しか持たない人と10の情報を持った人が居るとします。

 1の情報しか持たない人が、1の情報を前提に判断をした結果、うまくいかなかったとします。

 この時、「1の情報しか無かったんだから、あの当時の判断としては、あれがベストだったよね」と考えるのは違います。

 調べれば簡単に分かっていたこと。

 人に聞けば簡単に分かっていたこと。

 そういう情報を収集しようとしなかった時点で、もはや合理的で適正な判断とは言えません。

 

▼以上の話を、具体的なステップに落としこんでみます。

 ①本や人やネットで情報収集します。

 ・転職したい→行きたい業界・会社の給与相場、求められる資格やスキル、求人状況・倍率など。

 ・起業したい→どういう業種が良いか、収支予測、必要な資格やスキル、ニーズ、競合など。

 どういう情報をどうやって集めれば良いか分からない時は、情報収集の仕方を知っていそうな人に聞くというのも有効です。

 

 ②前提情報を踏まえ、複数の選択肢を考えます。

 自分で思いつく選択肢には限界があるので、ここでも情報収集や人からのアドバイスが有効です。

 例えば、都会は家賃が高いから都会で働くのは無理だと思っているとします。

 その時に、ルームシェアという選択肢、郊外に住んで通勤という選択肢、郊外から通勤が大変なら週の半分自宅勤務やフレックスタイムの会社に就職するという選択肢など、人に聞いたり調べてみると色々出てきます。

 

 ③複数の選択肢の中から、選択します。

 人は、色んな動機・心理で選択をしてしまいます。

 主観的になりすぎず、客観と主観を融合させた選択が必要です。

 最後は自分の判断ですが、ここでも人のアドバイスが有効になります。

 

▼僕は、コーチングの中で、「こういう選択肢は考えられませんか?」と質問することがよくあります。

 もちろん、その選択肢が良いと思って言っているのではなく、可能性の問題として投げかけます。

 するとクライアントは、「あ!そんな選択肢もありますよね」とハッとします。

 僕が提示した選択肢が選ばれるかどうかは全く重要ではありません。

 クライアントが、「合理的で適正な判断をする」ための材料に過ぎないわけです。

 

■今日のトリガークエスチョン

 あなたの人生の歯車を回す、トリガー(引き金)となる質問をします。

 Q,あなたは、選択をする際、どういう思考の順序や基準で選択していますか?

 

■メッセージ(全力で読ませていただきます)

 トリガークエスチョンへの回答、気付き、考えたこと、疑問に思ったこと、感想等々、お送りください。