意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

信頼を得るシンプルな法則&信頼を失うシンプルな法則。




信頼を得るシンプルな法則があります。

 信頼を失うシンプルな法則があります。

 それはどちらも、「AなのにB」です。

 

「A」は期待、「B」は結果です。

 ●期待を超える結果だった時(A<B)、信頼を得られます。

  期待を超えれば超える程、信頼を得られます。

 ●期待を下回る結果だった時(A>B)、信頼を失います。

  期待を下回れば下回る程、信頼を失います。

 とってもシンプルな話です。

 

▼「AなのにB」は逆説ですが、「AだからB」は順接。

 A(期待)とB(結果)が同じなので、「当然」で片付けられます。

 

A(期待)が高いとどうなるか?

 結果を出し続けないと、いとも簡単に「AなのにB」(A>B)になって信頼を失います。

 結果を出し続けても、「AだからB」、つまり「当然」で済まされます。

 「結果」というのは、日常の言動レベル~大きな成果まであらゆることです。

 

▼例えば、Aに「社長」が入ると、期待が高くなります。

 ちゃんとした言動をしても、大きな成果を残しても、大抵のことは「社長だから当然」で片付けられます。

 「社長だから一番大きな責任を負うのは当然」

 「社長だから逃げずに社員を守るのは当然」

 

▼他の仕事でも同じです。

 「弁護士だから交渉が上手くて当然」

 「高級店だから接客が良くて当然」

 「一流企業の社員だから仕事ができて当然」

 

A(期待)は、一般的な先入観やイメージであることも多いです。

 弁護士でも交渉が苦手な人はいるでしょう。

 高級店でも接客が悪い人はいるでしょう。

 一流企業の社員でも仕事ができない人はいるでしょう。

 

▼だけど、「期待しないで下さい」と言うわけにはいきません。

 きっとこういう品質だろう。 

 きっとこうしてくれるだろう。

 きっとこういう体験をさせてくれるだろう。

 その期待に、人や仕事が集まるのです。

  

▼品の良いブランドの店員さんがムスッとしているとガッカリします。

 英国を売りにするブランドで、クレジットカードのサインに差し出されたペンが携帯ショップのノベルティだったらガッカリします。

 しかもそこにプリントされた絵柄がボロボロだったら、更にガッカリします。

 スーツの量販店で差し出されたペンが、個人のネーム入りモンブランだったら感激します。

 

こう考えると、期待値を上げることで人や仕事を集め、その期待に応え続けるということが、信頼の本質なのかもしれません。

 つまり、「AなのにB」(A<B)で期待値を上げ続け、同時に、「AだからB」(A=B)でその期待に応え続けるということです。

 

▼一度「AなのにB」(A<B)をやると、相手は、次に同じことをやっても「AなのにB」(A<B)とは思ってくれません。

 一度上がった期待値は、そこで固定されます。

 次の「AなのにB」(A<B)を打たないと、離れていかれます。

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反対に、A(期待)が低いとどうなるか?

 結果を出さなくても、「AだからB」(A=B)で大目に見てもらえます。

 結果を出すと、「AなのにB」(A<B)になって信頼を得られます。

 

▼例えば、

 「大学生だから礼儀がなってなくても仕方ない。」

 「新入社員だから要領が悪くても仕方ない。」

 

▼期待が低いということは、チャンスです。

 期待を超えやすいからです。

 たとえ期待を超えられなくても大目に見てもらえるからリスクも小さい。

 

期待が低い時、2パターンの人がいます。

 ①「AだからB」で大目に見てもらえることで満足する人。

  自他共に、「AだからBで仕方ないよね」と思うわけです。

 ②「AなのにB」(A<B)を目指す人。

 

▼どちらが良いとか悪いという話ではありません。

 100%、個人の選択の問題です。

 

▼ちなみに僕は、「学生だから」で許されようとしていた人間ですから、後悔しています。

 

▼期待値が上がれば上がるほど、成果を出しても「当然」で片付けられます。

 「当然」で片付けられると、悲しくなるかもしれません。

 「当然」で片付けられることに納得いかない人は、

  「自分はこんなに頑張っているのに!」

  「自分はこれだけやってあげたのに!」

 そう言って口を尖らせます。

 それを見た周囲の人は、「Aなのに器が小さい」(A>B)と思うわけです。

 

当然と思われたのは、それだけ期待値を上げられていたということ。

 そしてその期待に応えられたということ。

 何も悲しむことはありません。

 淡々と、次の「AなのにB」(A<B)を仕込んで、「AだからB」で応え続けましょう。

 むしろ、過剰に周りから褒められるということは、期待値を上げらていないということです。

 

▼先日、学生から独立祝いのお花を頂きました。

 もちろん、「学生『なのに』お花を贈ってくれた」(A<B)。

 これには参りました。

 

■今日のトリガークエスチョン

 あなたの人生の歯車を回す、トリガー(引き金)となる質問をします。

 Q,あなたは今、周りからどういう期待をされていますか?

  その期待を超えるために、具体的に何ができますか?

 

■メッセージ(全力で読ませていただきます)

 トリガークエスチョンへの回答、気付き、考えたこと、疑問に思ったこと、感想等々、お送りください。