■昨日に引き続き、本田健さんの新刊「人生の目的」から。
「意識を向けたものが手に入る」という項目に、こうあります。
苦痛がいっぱいな人。
こういう人は、「人生は苦しみが続くようになっている。つらいことの連続だ。」と考えて暮らしています。
そうすると、自分が考えた通りのことが起きてきます。
(中略)なぜか「苦しいこと」を引き寄せてしまうのは、知らずしらずに、苦しいことが人生だと信じてしまっているからなのです(P31)。
”卵が先か鶏が先か”のように、
・実際苦しいことが多かった
→だから、人生は苦しいものだという思考になった
・人生は苦しいものだという思考だった
→だから、苦しいことを引き寄せた
どちらか分かりませんが、いずれにせよ、
・どこかの時点で「人生は苦しいものだ」という思考になり、
・その思考がその後の苦しい出来事につながったという理解ができます。
■あなたにとって、人生とは?
「人生は、○○だ。」
あなたが「○○」に入れる言葉は、何でしょうか?
①経験的に導かれる言葉。つまり、「今までこういう人生だったから」という理由で入れる言葉
②次に、今までの経験則は一旦置いておいて、理想として入れる言葉
どちらも入れて、見比べて下さい。
経験則で考えている限り、将来はその延長になります。
経験則は置いておいて。今を起点に考えてみる。
もっと言えば、「考えてみる」のではなく、「人生は、楽しいものだ」と思ってみる。とにかく。
考える限り、経験則がベースになってしまうので。
今まで苦しかったからといって、この先も苦しむ必要は全くないんです。
楽しいものだというメガネを掛けて、日常を見てみる。
「苦しいものだ」と思っていれば苦しい面にフォーカスしてしまうのと同じで、「楽しいものだ」と思っていれば楽しい面にフォーカスできます。
そして、楽しそうな情報をつかんで、行動してみる。
ただしそこで言う「楽しい」は、刹那的な楽しさではなく、もっと心の底から湧き出るような楽しさ。