意識と行動で人生は好転する!

弁護士×プロコーチ×セミナー主催者のパラレルワーカー新井玲央奈のブログ。

本当にやりたいことでも一歩踏み出せない時はある〜実行・継続を妨げるハードルを飛び越えろ!〜




■ある考え方。

 「本当にやりたいことならば、体が勝手に動くし、自分で自分を律する必要すらない。

 自分で自分を律さないと行動できないのなら、それはもはや本当にやりたいことではない。」

 確かにこの考えも、一理あると思います。

 

■僕の考え

 だけど僕の考え方はこうです。

 どんなにやりたいことでも、一歩踏み出し、継続するためには、相応のノウハウが必要。

 裏を返せば、体が勝手に動かない、あるいは目先の欲求に負けてしまうからといって、「これは本当にやりたいことじゃないんだ…」と簡単に見切りをつける必要はない。それをやりだすと、当てのない「本当にやりたいこと探し」の森に迷い込みかねません。

 ただし。

 それでも、本当にやりたいことと、やりたくもないのにやらなければならないことを比べると、ノウハウが必要な場面と程度において雲泥の差があります。 

 つまり、本当にやりたいことならば、それを実行・継続するには簡単かつシンプルなノウハウで足ります。

 だけど、やりたくもないことならば、それを実行・継続するには強力かつ複雑なノウハウが必要。

 例えば、やりたくないことを実行・継続するには、巷にあふれるモチベーション向上・維持に関するノウハウを駆使したり、自分にご褒美を与え続けるとか、例えるならば「やりたくない」という気持ちを抑える麻酔を打ち続けなければなりません。

 

■僕の例。

 僕の例でお話します。皆さんも、それぞれ自分に当てはめてイメージしてみてください。

 僕は本を出したいです。

 これは、ただの理想というより、是が非でも叶えたい夢です。

 本を読むのは大好きだし、本のパワーも知っているし、こうして文章を書くのは本当に楽しい。

 だけど、実際出版塾に通うまでに時間が掛かりました。

 出版塾に通うことが一つの有効なルートだとわかっていたのに。

 出版塾に通って、ガンガン課題に取り組めたかというとそうではなく、締め切りギリギリということも何度もありました。

 なかなか見本原稿の執筆も進みません。

 もっと楽で楽しいことに時間を費やしてしまうことだってあります。

 

 じゃあ、僕が本を書きたいというのは、本当にやりたいことじゃないのか?

 少なくとも現時点では、そうは思いません。

 だけど、本当にやりたいことでも、様々なハードルがあったんです。

 

 ①うまくいかないことへの不安・恐怖

 「やってみてうまくいかなかったらどうしよう」

 そういう思いが、行動を妨げます。

 行動すると、否が応でも結果が出ます。

 その結果が良くなかったら…と考えると、やりたいことであるほど足がすくみがちです。

 

 ②マイナス回避を優先させる心理

 人の心理として、プラスを獲りに行きたいのと同じくらい、否、それ以上に、マイナスを回避したい心理があると思います。

 例えば、

 「やりたいことに向けて行動したばかりに仕事の時間が取れなくなるんじゃないか」

 「有料セミナーを申し込んだ後に仕事で行けなくなったらお金が無駄になるんじゃないか」

 「馴染めなくて孤立するんじゃないか」

 そういうマイナスを想像し過ぎると、「じゃあ家で読書しておいた方が良いや」という具合に、新しいチャレンジができなくなります。

 

 ③目先の欲求を優先させたい

 これは凄くわかりやすいと思いますが、ずっと先の目標に向けて行動するより、今すぐ、ここで満たされる欲求に負けそうになるのが人間の弱さではないかと思います。

 例えば、ダイエットして綺麗になる!と決意しても、ケーキに誘惑に負けたり。

 マラソン大会出場に向けて朝ランするぞ!と決意しても、冬の二度寝の誘惑に負けたり。

 

■ハードルを飛び越えろ!

 こういう風に、「本当にやりたいこと」なら無敵状態で突き進めるかというと、そうではありません。

 ここに上げたようなハードル、あるいはその他のハードルは付いて回るので、それをクリアするノウハウが必要です。

 そのノウハウは人それぞれですが、「あぁ、いつも自分はこのパターンで実行・継続できないな」という失敗パターンを自覚して、もう1人の自分が、そのパターンに陥らないようにブロックします。

 例えば、早起きして好きなことをやりたいけど二度寝してしまうパターンなら、目覚ましを遠くに置いて、嫌でも起きないと止められない状況にしてしまうとか。仲間で、起きたらメールを送り合うとか。朝活を申し込んでしまうとか。

 

 みなさんも、ハードルに負けないで下さい。

 ハードルにぶつかっても、「あぁ、本当はこれはやりたいことじゃないんだな」と簡単には見切りをつけないで下さい。