最初の一歩を踏み出せば、後は簡単!?〜『一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法』(千田琢哉さん著)〜
■今日の一冊。
千田琢哉さんの
『一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法』より。
摩擦には「動摩擦力」と「静止摩擦力」がある。
すでに動いているものを継続的に動かすには、わずかな力で済む。
それに対して最初からどっしりと静止しているものを動かすには、とてつもないエネルギーを必要とする。
これは人間と同じではないだろうか。
勉強でも運動でも仕事でも、「よし!」と決断して一歩踏み出すのが一番難しい。
(中略)一歩踏み出した人なら全員知っている事実がある。
一歩目の次の二歩目はとても簡単だと。
二歩目の次の三歩目はもっと簡単だと。
■体感。
僕もまだ一歩目を踏み出したところですが、この感覚は分かります。
例えば、セミナーをやろうと決断するまで、凄く勇気とエネルギーが必要でした。
ようやく決断した後、いざ告知にこぎつけるまで、また勇気とエネルギーが必要でした。
ところが、1回やってみると、(うまくいったかどうかはさておき)2回目開催に向けたハードルは桁違いに下がっていました。
更に2回、3回とやるうちに、セミナーを開催すること自体の自分の中のハードルは下がっていきました。
周りから、「行動力ありますよね!」と言っていただくことがあります。
確かに、1つ1つを「初めの一歩」として捉えれば行動力があるのかもしれませんが、千田さんの言うように「すでに動いているものを継続的に動かすには、わずかな力で済む。」というのはその通りで、1つ1つに強い行動力が必要だとは感じません。
みなさんもきっと、最初はすごく勇気とエネルギーが必要だったけど、いざ踏み出してみるとたいしたことなくて、2回目以降すんなり出来た経験があるのではないでしょうか?
■意識
引き出しとして持っておくと良さそうなのは、「一歩踏み出すときの勇気とエネルギーが2回目以降もずっと必要なわけじゃない」という事実。
毎回毎回一歩目と同じ勇気とエネルギーが必要だと思うと、さすがに気が引けます。
だけど。
一歩踏み出す「前」の段階で、「一歩目の次の二歩目はとても簡単。二歩目の次の三歩目はもっと簡単なんだ」ということを、知識として知っておけば、一歩目を踏み出しやすくなりませんか。