僕が思う、夢の見つけ方#4〜感動体験×楽しくてやれること〜
■おさらい。
過去3回の記事で、
- レベル3の夢、つまり人生を通して達成したいような夢を見つけるには、「for you経由のfor meの幸せは何か?を考える」
- それを考えるには、自分にとっての感動体験を考えることが有効
と書きました。
今日は、その作業におけるポイントの一つを書きます。
■される側→する側へのシフト。
感動体験が、なぜ「for you経由のfor meの幸せ」を見つける鍵になるかというと、それは「される側の喜びを知っているから」なんです。
ただ、生きてきた中で、「される側の喜びを知っていること」は、複数あるはずです。
僕の場合、前回書いたように、苦しかった時期に本に救われたという経験、司法試験受験時代に勉強を教えてもらった経験がすぐに思い出されます。
もっと考えれば、痛くて痛くて仕方なかった歯を、魔法のように治してもらったこともあれば、サプライズでお祝いをしてもらったり、色々あります。
「医師に助けられたから自分も医師になる」のように分かりやすいケースもありますが、「される側の喜びを知っていること」の全てを、じゃあ今度は自分は「する側に回ろう」と決意するかというと、そんなことはありません。
サプライズで誰かを祝う位なら「する側」に回るのは簡単ですが、仕事やライフワークにしようと思ったら、「する側に回ろう」と決意できるのは余程のことです。
■ 適正を見極める。
仕事やライフワークとして「する側に回ろう」と思える一つの要素は、「自分の適性に合っているか」という部分が大きいです。
「自分の適性に合っている」というのは、すっごく簡単に言うと、「楽しくやれる」ということです。
「楽しくやれる」というのは、「やってるだけで楽しいこと」です。
例えば、
- 周りからは「頑張ってるね」「努力してるね」「偉いね」と言われるのに、自分は頑張っているつもりも、努力しているつもりもないし、偉くもない。好きだからやっているということ。
- 無料でも、自分から頼んででもやりたいこと
ただしこれは、そのまま仕事やライフワークになるわけではないので、原石のようなものだとイメージしてください。
その原石と、「される側の喜びを知っていること」(=感動体験)を掛け合わせることができれば、「for you経由のfor meの幸せ」を強く・大きく感じることができるはず。
だから、レベル3の夢になりやすいんです。
例えば、僕にとって「やってるだけで楽しいこと」というのは、「自分の考え(物事の考え方や意識の仕方について)を文章や言葉で表現すること」です。
人からは、「頻繁にブログ更新して、頑張ってるね、努力してるね」と言って頂くのですが、僕はただ好きなことをしているだけです。
この、「自分の考え(物事の考え方や意識の仕方について)を文章や言葉で表現する」ということと、「本に救われた」という感動体験が掛け合わさって、僕は、意識と努力で人生は好転するということを多くの人に伝えたいというレベル3の夢が見つかりました。
もし僕が、自分の考えを表現することがそもそも好きじゃなかったならば、本に救われたという感動体験があったとしても、今の夢は持っていないでしょう。
■問い。
さて、あなたにとっての「やってるだけで楽しいこと」は何でしょうか?
それと、感動体験をうまく掛けあわせられないでしょうか?
「やってるだけで楽しいこと」は、その本質を見てください。
僕が文章を書くのが好きですが、文章を書くという作業自体が好きなのではなく、そこに自分の思いを乗せて、誰かにその思いが響くことが好きなんです。
「やってるだけで楽しいこと」は、なぜ楽しいのか?
少し考えてみてください。