「自責」と「他責」〜他者へのストレスを、自己成長へのエネルギーに転換する考え方〜
■ 「自責」と「他責」
「自責」と「他責」。
この言葉に出会ってからの僕は、
・ この場面で、どういう考え方をすれば良いか?
・ 今の自分の考え方は、「自責」か「他責」か?
・ 相手の考え方は、「自責」か「他責」か?
という風に、物事の考え方・捉え方の整理が随分できるようになりました。
そして、成長し続けるには、常に自責で居ることが大切なのだと考えるようになりました。
「自責」か「他責」か。
この違いは、枝葉末節ではなく、考え方の根っこであり、幹です。
自責の根っこからは自責の実が育ち、他責の根っこからは他責の実が育ちます。
この違いを知ることができて、本当に良かったと思っています。
■僕が出会った本。
「自責と他責」の分類は何冊かの本で目にしましたが、最初に出会った、最も的確に整理された本は、重茂達さんの「35歳までに必ずやるべきこと」でした。
僕が読んだのはオリジナル版ですが、ポケット版も出ているようです。
■「35歳までに必ずやるべきこと」
「他責の人になるな、自責の人になれ」という項目では、こう書かれています。
①自責の考え方
何かうまくいかないことがあった場合、その原因を問われて、まず自分がやるべきことをすべて最大級にやったかどうかを考えるのが自責の考え方。
②他責の考え方
他人や会社や社会のせいにするのが他責の考え方。
この考え方の違いが、どういう差を生むか?
①自責の人
問題に真正面から関わって行きますから、問題を解決すれば実績になるし、自分も進歩します。
②他責の人
「自分のせいではない」と考えますから、反省もしなければ努力もしない。したがって進歩もありません。
自責の人になるには?
「良いことは他人のおかげ,悪いことは自分のせい」といつも思えばいいのです。
■実践する。
わずか見開き2ページ、一項目の記述ですが、とてもスッキリと、核となることが過不足なく書かれています。
「自責か他責か」という視点で自分や他者の言動を観察すると、自責の考え方を持っているのか、他責の考え方を持っているのか、分かってきます。
僕は、本で学んで以来、自責の考え方を心掛けてきました。
それによって、他者のせいにすることで溜まるストレスを、自己成長へのエネルギーに変える意識を持つことができました。
どちらの考え方をするかは、どういう生き方をしたいかということであり、100%自分次第です。
■書籍紹介
35歳までに必ず身につけるべき10の習慣も読みました。