どうすれば読書習慣が身に付くか?
■ なぜ読書習慣が身についたか?
「どうすれば読書習慣が身につきますか?」と聞かれることがあります。
僕は読書習慣が身に付いているので、その理由を考えることにヒントがありそうです。
僕が読書習慣を身につけられたのは、次の理由が挙げられます。
① 素直であること。
自分に自信がないことが一つ大きな理由だと思いますが、僕は素直な方だと思います。
素直なので、人(本)に教えを乞うことにあまり抵抗がありませんし、「もっと良い方法があるなら、やってみよう」と思えます。
また、自信が持てない自分を好きになれないので、少しでも自信を持てるようになりたいというのもエンジンになっています。
「自信がない。だけど、自信がない自分を隠したい。」という性格だったら、学ぶことに抵抗があったかもしれません。
② 良い思いをした。
読書を始めたのは約6年前。
社会人になってしばらく経った頃です。
最初は、あまり意識せずに読み始めました。
ところが、読んで、実践して、また読んで、また実践して、という過程で、少しずつですが成長していく実感が得られました。
その成長実感がたまりませんでした。
①とも関連しますが、「自分にも、やればできることがあるんだ」という小さな成功経験が積み重なっていくのが、たまりませんでした。
こうなると、ある意味病みつきです。
「もっともっと良い思いをしたい!」という思いで、読書を続けてきました。
③ 何日も思い悩むのは居心地悪い。
僕は、頭でグルグル考えて、何日も頭から離れないという状態が、居心地悪い。
早く答えが欲しい。早く解決したい。
そういう気持ちが強いんです。
だから、本を読みます。
いつ会えるか分からない、その道に長けた人を探すより、とにかく今日にでも動き出したい性格です。
ただし、本を読んでも答えが書いてあるわけではないことは理解していますので、あくまでも、得るのは「ヒント」ですけれど。
■ 得られるヒント
上記①〜③のうち、①・③は性格と言えば性格です。
ただ、①の「素直」は、生まれつきというよりは、意識次第でそうなれると思います。
③は、性格かなぁと思います。
他方、②は、性格は関係ないと思いますし、読書習慣を身につける最大の要因と言っても過言ではありません。
良い思いをすれば、人はそれを繰り返して、同じように、あるいは更に良い思いをしようとするはず。
だから、読書習慣を身に付けたい場合は、本を読んで、良い思いをする。
その一歩として、良い思いができそうな分野の読書をする。
「あぁ、この分野なら、うまく実践できそうだな」と思える分野を読んで、実際に良い思いをするわけです。
あるいは、自分が苦手だけど克服したいことでも良いです。僕で言うと、手帳術やタスク管理術がこれでした。今思うと当たり前のことでも「こんな画期的方法があったのか!」とよく感動していました。