「自己評価」と「他己評価」のギャップを成長の糧に~「仕事でいちばん大切な 人を好きになる力」岩瀬大輔さんを読んで~
ライフネット生命保険代表取締役社長である岩瀬大輔さんの新刊です。
岩瀬さんは、「入社1年目の教科書」という本が有名です。
「仕事でいちばん大切な 人を好きになる力」の中で、感銘を受けた内容を1つご紹介します。
僕は他者からのアドバイスやフィードバックは一旦は受け入れるようにしています。
たとえそれが納得のいかない意見であっても、ひとまず「なるほど」と受け入れるのです。
というのも、これはどちらかが間違っているわけではなく、純粋に「自己評価」と「他己評価」のギャップでしかないからです。
(中略)
自己評価も他己評価も「(自分を含む)その人の目にはそう映っている」という意味では、いずれも間違いではありません。
事実とかけ離れた他己評価も、他者(たとえば上司)にとっては事実なのです。
そして、上司の目にはそう映っている背景には、なにかしらの理由があります。そこを分析し、改善していかないことにはなにも変わりません。
少しでも自己評価を適正値に近づけ、自分を成長させていくためにも、あらゆる他己評価を一旦受け入れて「そう映っている理由」を考えましょう。
僕は、このブログでも、「人それぞれ見えている世界が違う」ということを書いてきました。
1年ほど前、対処法も書きました。
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ただ、この対処法は、今読み返しても、物足りません。
結局、僕が言ってきたのは、「見えてる世界が違うんだから仕方ないよね」という割り切りだけだったように思います。
ところが、岩瀬さんが仰るのは、
自分を成長させていくためにも、あらゆる他己評価を一旦受け入れて「そう映っている理由」を考えましょう。
つまり、「自己評価と他己評価は違うのは仕方ないから受け入れよう」では終わらず、そのギャップの理由を考え、改善し、成長していく。そういう考えだと理解します。
この作業は、僕は「偶々」出来ていたことはありますが、意識的にやっていたわけではありません。
今後は、一歩踏み込んで、岩瀬さんの仰ることを実践します。
自己評価も他己評価も「(自分を含む)その人の目にはそう映っている」という意味では、いずれも間違いではありません。
これは、さらっと書かれていますが、これを出来るようになるには、相当な意識が必要だと思います。
自己評価とズレたことを言われると、「反射的に」反発してしまいます。
これは、「自分の非を認めるのが嫌だ」という本能が原因なのでしょうか。
「相手がおかしい」で終わらせてしまえば、自分の非を認める必要はなくなりますから。
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