この記事は、2014年4月3日、同志社大学において、「僕が大学生に戻れたら、必ずやる10のこと」と題して、約50名の学生に対して僕が行った講演を再現したものです。
大学生向けの講演だということはあまり考えず、「本当にやりたいことを見つけ、ワクワクした毎日を送る。その土台作りをしよう。」という方に是非お伝えしたいことです。
※講演のため、表現が浅い部分もありますが、あえてそのままにしてあります。
(つづき)
―9つめ。
努力をする。
受験勉強で、皆さん結構努力をされたでしょうし、これから先も努力をしなきゃいけない。
努力って、つまんないんですよ。我慢しなきゃいけないし、面白くないし、格好わるいですよね。
「僕、一生懸命努力してます」っていう人を見て、冷めた目で見るのが、世間の目。
―辛い努力は、しない。
でも、ワクワクする人生を実現しようと思ったら、継続的な努力が不可欠。
こういう風に言うと、「あー努力しなきゃいけねぇのか」って思うかもしれないけど、ここでいう努力は、好きでもないことを嫌々やる努力とは全く違う。
眠い目をこすりながら机に這いつくばって勉強していた、あの辛い受験勉強とか、社会に出て、嫌な仕事を耐えるとか、そういう努力とは全然違う。
自分が本当にやりたい、ワクワクする人生を実現する。
そういう方向に向けて努力をすれば、それ自体充実感を与えてくれる。
結果が出るまでも充実している。
僕の辛かった努力、楽しくなかった努力は、資格試験の時。
絶対戻りたくない位。むちゃくちゃしんどかった。
ああいう努力は、ある時期は必要ですけど、一生は絶対すべきじゃない。
でも、現実的には、世の中には、そういう嫌な努力をしている人達が、居る。
―辛そうなオトナ。
この中で、電車乗って学校来ている人居ます?
(多数が手を挙げる)
朝とか乗りますよね。
今手を挙げた人、もう一回手を挙げて。
今手を挙げてくれた人の中で、通勤中の大人を見て、「あぁ、今から楽しい仕事に行くんだな」「ああいう風になりたいな」と思う人、そのまま手を挙げてて下さい。
(全員手を下ろす)
ね、こういうことなんですよ。
通勤中の大人を見て、楽しそうだなって思う人って、多分居ないと思うんですよね。
大人を見ると、相当つらい思いをしてるんだなって思うんですよ、僕は。
でも、本当にやりたいことに向かってるんだったら、楽しくなります。ワクワクする。
是非、そういう辛い仕事を耐える努力ではなくて、ワクワクした人生に向かってワクワクできるような努力を、皆さんにはして欲しい。
そのためには、今まで話したようなことを、実践して欲しい。
―努力は裏切らないのか?
「努力」の話をすると、だいたい、
「努力は裏切らないですか?」
「本当に努力すればうまくいくんですか」
って聞かれるんです。
結論は、努力すればうまくいくとは限りません。
だけど、うまくいった人は、努力をしてます。
たまたまうまく行った人は、一回はうまくいったとしても、その先どっかで落ちぶれます。
資格試験でも同じ。
僕は、「努力したら絶対受かりますよ、とは絶対に言いません」
学校の先生も言わないはずなんですよ。
だけど、受かった人見ると、全員努力してます。必ず。
だから、皆さんが今できるのは、
「受かる確証が無いんだったら努力しません」ではなく、
「受かる確証が無いんだったら、努力するしかない。」
「正しい努力」をする。
どうして「正しい」と言うかというと、サッカー選手になりたいのに、ひたすら素振りしても仕方ないでしょ。
その資格試験に受かりたかったら、その資格試験に受かる術があるので、正しい努力をする。
皆さんが支配できるのは、「今、ここ、自分」
過去でも未来でもない、他の場所でもない、他人でもない。
「今、ここ、自分」を支配して、正しい努力をすれば、僕は自ずと結果はついてくると信じていますけど、結果が出るとは限らない。
―結果が出ないときどうするか?
じゃあ出なかった時にどうするかというと。
努力をすれば、必ず成長できます。
資格試験に受からなかったとしても、そこで死ぬほど努力していれば、必ず成長できます。
その意味で、皆さんが成長できますという意味では、努力は絶対裏切りません。
努力をすればするほど、成長できます。
ある勝負で負けたとしても、その成長した自分というのはそこでストックされるわけだから、別の勝負の時に、必ず有利に進められる。
資格試験に受かった人が全員幸せになったかというと絶対そうではなくて、落ちた人が全員不幸になったかというと絶対そうではなくて、そこでどれだけ真剣に努力できたか。
落ちたら落ちた後にどれだけ努力できたか。
受かった後にどれだけ努力できたか。
これによって、その後の幸せの状況というのは変わる。
是非、皆さんには努力をして欲しい。
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