（講演録）ワクワクする毎日のためにやっておくべき１０のこと【②人生のサンプルを集める】
この記事は、2014年4月3日、同志社大学において、「僕が大学生に戻れたら、必ずやる１０のこと」と題して、約５０名の学生に対して僕が行った講演を再現したものです。
大学生向けの講演だということはあまり考えず、「本当にやりたいことを見つけ、ワクワクした毎日を送る。その土台作りをしよう。」という方に是非お伝えしたいことです。
※講演のため、表現が浅い部分もありますが、あえてそのままにしてあります。
―１つめの、自分の幸せの基準を考えるということからつながる、２つめ。
人生のサンプルを集める。
―幸せの基準を考えるのは難しい。
さっき、幸せの基準を考えましょうと言いましたね。
だけど、現実的に、考えるのは、相当難しい。
特に今の皆さん、特に１回生は。
―サンプルが少ないゆえに、難しい。
どうして難しいかって言うと、世の中には、
・一体どんな仕事があって
・どんなライフスタイルがあって
・どんな生き方があって
・どんな楽しいことがあるのか
ということについて、持っているサンプルが少なすぎるから。
どんな仕事があるかというのは、社会に出て僕は強烈に思ったんですけど、大学時代は、今僕が就いている仕事しかあり得ないと考えていた。その仕事に付けなければ敗けだと思っていた位。
だけど、社会に出て、色んなサンプルを集めてみると、物凄く魅力的な仕事が世の中にはたくさんあって、僕の大学時代の考え方は、今思うと、とても浅はかだった。
皆さんも、そんなに仕事は知らないと思う。
ライフスタイルだってそう。
世の中には、ハワイで半分、日本で半分過ごしている人もいる。
「その間仕事はどうするの？会社にいけないじゃん」って思うかもしれないけど、パソコンもあるし、会社にいかなくたってサラリーマン以上の収入を上げる人だっている。
僕の知り合いには、朝から昼すぎまでサーフィンをして、夕方から塾講師に着替えて仕事をして、また次の日はサーフィンをするという仕事の仕方をする人もいる。
―知らないものは、望みようがない。
こういう、色んなサンプルがあるんですよ。
でも、皆さんは、そういうサンプルをあまり知らないから、自分にとって何が幸せかというのは、よくわからない。
人間というのは面白くて、「知らないと、望みようがない」、
「知ったから、望める」。
―このTシャツは、見たから欲しくなった。
例えば、ファッション雑誌、読んだこと無い人いませんよね。
雑誌見てると、凄い良い服とか載ってるでしょ？
女子だったら、アクセサリーとか。
こんなブランドのこんな良い服があるんだって。
あるいは、街に出かけて、BEAUTY & YOUTHにいったら、こんなイケてる半袖Tシャツがあるんだと気づく。
「この半袖Tシャツ超欲しいなー」というのは、見たから欲しいと思うわけですよ。
なんとなく家で、いい感じのTシャツほしいなぁと思っていたかもしれないけど、正に、BEAUTY & YOUTHに売っているそのTシャツというのは、家にいる時は知らなかったから、欲しいと思ってなかった。見たから、欲しいと思った
―人生のサンプルも、同じこと。
これと全く一緒で、皆さんが、色んな人生のサンプルに触れることによって、「あぁ、こういう生き方、こういう人みたいになりたいなぁ」「こういう生活送りたいな」という風に思えてきます。
ただ今皆さんは、知らないだけ。
だから、知る必要がある。
で、１０のサンプルを持っている人より、１００のサンプルを持っている人が良いと思う。
１００のサンプルを持っている人より、１０００のサンプルを持っている人が良いと思う。
魅力的なサンプルを集めることが、幸せの基準を考える材料になる。
―サンプル集めの方向性。
最初は、ある程度広く網を掛ける。色んなサンプルを集める。
自分が全く興味のないサンプルでもたくさん集めて、その内自分が何に惹かれるかっていうのが、ちょっとずつわかってくる。
そしたら、その惹かれる分野のサンプルを、またどんどん追いかけていけば、魅力的なサンプルを集めていくことができる。
じきに、幸せの基準が固まっていく。
（つづく）次回は、サンプルを集める具体的方法。
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