あなたが変わりたければ、友達関係が崩れることすら覚悟する。
▼自分が継続的に付き合っている友達は、良いとか悪いではなく、事実として、
「今の自分に近い価値観、ライフスタイルを持っている人」
だと思います。
そう、「友達は、価値観でつながっている」と言えます。
類は友を呼ぶという言葉もあるほどです。
▼自分が変わろうと努力をして、価値観が変わりかけたとします。
その時、友達の価値観も同時に変わらなければ、友達関係は崩れます。
なぜなら、友達関係は、価値観でつながっているからです。
逆も同じです。
「同時に変わる」なんてことは、稀です。
▼「価値観が変わったので、今日からあなたとは友達ではありません」みたいな宣言は一切ありません。
そんなことをしなくても、どちらかの価値観が変われば、自然に話が合わなくなってきます。
一緒にいると、以前なら感じなかったような違和感を感じるようになります。
そうなると、お互い居心地が悪くなります。
そして、疎遠になっていきます。
▼「そんなの嫌だ!」
そう叫びたくなったでしょうか?
▼それが嫌ならば、あなたが変わらなければ良いだけです。
ただし、友達が変わらない保証なんてどこにもありません。
あなたは、友達関係を維持するために「変わらない」という選択をした。
ところが友達は、「変わる」という選択をした。
その時に、「あなたと友達で居るために僕(私)は変わらなかったのに、裏切るな!」と責めても仕方ありません。
▼あなたは、選択することができます。
「今の友達を失わないこと」を最優先して留まるのも、正しい。
友達関係が崩れることを覚悟して変わることも、正しい。
100%選択の問題です。
▼「あの人のこういうところが好きじゃない」と言いながら、その友達となんだかんだ付き合いを続けているということは、結局留まっているということ。
あなた自身の価値観も、その友達と大差ありません。
▼「あの人だって悪いところばかりじゃない」
確かにその通り。
だけど、そもそも人間は、「悪いところばかりじゃない」です。
「悪いところばかりじゃないから付き合う」というのは、付き合う人を選んでいることにはなりません。
▼今日お話したことは、友達を大切にしないという話ではありません。
友達には友達の価値観があり、人それぞれ変わるタイミングがあるし、変わらないこともある。
それぞれ自分の責任で生きていくわけですから、友達の価値観を否定する権利は無いし、「変わるべきだよ」と強要する権利も無い。
▼自分が変われば、「変わったね」と白い目で見られるかもしれない。
「昔はあんなんじゃなかったよ」と陰口を言われるかもしれない。
それが嫌なら、今の友達をとにかく大切にして、変わらない自分でいなければならない。
▼僕は、過去の友達と決別する覚悟をして、別人のように変わった人を知っています。
決別した後、時を経て、「変わった自分」同士で再会した人を知っています。
決別する覚悟をせず、「一緒に変わる」と譲らなかった人も知っています。
▼最後に、小倉広さんの本で引用されていた哲学者森信三先生の言葉を。
「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
しかし内に求める心なくば、縁は生ぜず。」
自分が変わる。
こういう人に逢いたいと切望する。
そうすれば、逢うべき人に必ず逢える。
そのためには、離れなければならない人もいる。
一度離れたとしても、その人がもう一度逢うべき人ならば、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に、また逢える。
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