「待てない」という僕の欠点。
■ 僕の欠点
僕には、「待てない」という欠点があります。
この欠点を認識していたけれど、さほど大きな問題ではないと思っていました。
■ 「さほど大きな問題ではない」と思っていた理由
「待てない」からこそ、迅速に判断し、迅速に行動するという習慣が身に付いていました。
それでうまくいったこと、喜んでもらえたこともあります。
だから、「いいじゃないか」と正当化していたところにあります。
■ 副作用
だけど、「待てない」ことによって、相手が自分で考える時間を奪ったり、相手を急かしてしまうことがありました。
待ちきれずに、僕の考え方を押し付けることもあったように思います。
「待てない」という僕の欠点は、日常の至る所に影響しています。
■ 「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
何度か本で見かけた、「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」という言葉を思い出します。
今調べてみると、老子の言葉のようで、色々な訳がありますが、概ね「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣りを教えれば一生食べていける」ということのようです。
僕が応用して使っているのは、
『結論を伝えるだけでは、相手が自力で結論を出す力は身につかない。
結論を出す方法を伝えれば、相手が自力で結論を出す力が身につく。
時間も手間も掛かるけれど、後者の方が相手の為になる。』
そのことを分かっているのに、実際には「待てない」自分が居たと、猛省しました。
僕は、「待てない」「早くして欲しい」というエゴのために、相手のペースを勝手に乱し、相手が考える時間を奪っていたのです。
信頼している方に、そのことを指摘していただきました。
自分でも分かっていたことですから、反論の余地はありません。
■
ただゆっくりやればいい、ただ待てば良いいうわけではありません。
「ここはスピードを重視する場面」
「ここは自分の意見を言った方が良い場面」
「ここは待ったほうが良い場面」
そういう、緩急ではないかと思います。
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