頼んだ仕事が後回しにされる理由。
■ ”出来るだけ仕事はしたくない”
そう表現するとやや語弊があるかもしれませんが、そう思っている人は少なくないはず。
これは、仕事が嫌いとか責任感が無いという話とは違います。
仕事は好きで、責任感が強くても、
・ 出来るだけ効率的に
・ 出来るだけ短時間で
・ 出来るだけスムーズに
仕事をしたいはずです。
その意味で、”出来るだけ仕事はしたくない”。
僕ももちろん同じです。
その大きな要因は、”忙しいから”。
■ 自分も忙しいし、相手も忙しい。
その中で、どうすれば早く、正確に、快適に仕事をしてもらうか。
考え方はシンプルで、
・こういう仕事の頼まれ方をして、なかなか仕事が進まなかったなぁというサンプル
・こういう仕事の頼まれ方をして、スムーズに進んだなぁというサンプル
を蓄積する。
前者の真似はせず、後者の真似をする。
いくつか、自分自身も陥りがちなパターンがあります。
① 書けば読んでくれる、付ければ読んでくれる、送れば読んでくれると考えているパターン
→ 書けば書くだけ読んでくれるのではなく、書けば書くほど読んでくれなくなると思っています。
できるだけ、短く、薄く、軽くする。
② 判断材料が足りないパターン
→ 材料が足りないので判断できない。後回しにされます。
判断者がどういう資料を欲しがるか、想像力が必要です。
③ とりあえず送ります・報告しますパターン
→ 多くの人が、毎日色んな資料やメールを受け取ります。
”とりあえず送ります”と言われて時間を割くのは難しい。
また、”とりあえず送ります”を連発していると、重要な連絡も、”いつものとりあえずパターンか”と思われてしまいます。
④ 依頼の趣旨がよくわからないパターン
→ 求められていることがよくわからないので、対応が後手に回ります。
こういう場合は、頼む方も、実はよく分かっていないことが少なくありません。
⑤ 単純に、読みづらい・理解しづらいパターン
→ 書けば読んでくれると考えているパターンに似ていますが、そもそも何のことだか分からないパターン。
こうやって並べてみると、どのパターンも、頼む側が楽をしているしわ寄せが、頼まれる側に行っていることが分かります。
自分が楽をして頼むということは、面倒なバトンを渡すということを肝に銘じておかねばなりません。
相手に仕事をしてもらいやすくするには、これの逆をやるのは有効な手です。
相手がなかなか仕事をしてくれない場合、憤るのではなく、まずは自分の仕事の頼み方にどういう問題があったか、自責の考え方で振り返るべきだと思います。
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