自分のことが嫌い~「不器用を武器にする41の方法」(加藤嘉一さん著)を読んで~
「不器用を武器にする41の方法」(加藤嘉一さん著)
引き込まれる本でした。
ノウハウやテクニックの類ではなく、どうあるべきか、どう生きるべきかを学ぶ本だと感じました。
この中に、「自分を好きにならない」という章があります。
僕は、自分が大嫌いだ。
(中略)
でも、この「自分が嫌い」という価値観は、とても役に立っている。自分が嫌いだからこそ、努力しつづけるモチベーションを保っていられるから。
(中略)
いろいろな考え方があるだろうけど、僕は自分を好きになったら終わりだと思う。努力しなくなる。成長しなくなる。
(中略)
僕は、「自分を高めつづけるために、自分を好きにならないでいます」と胸を張って言える人間でいたい。
加藤さんと同じというのもおこがましいですが、僕も、同じことを思っています。
つまり、僕は、自分が嫌い。
こんなに未熟で不完全な自分が嫌い。
だから、嫌いなところを一つでも消すために、必死で本を読んで、人の話を聴いて、努力してきました。
多分、手放しで“自分のことが好きです“と言える人は少ないでしょうし、それを手放しで言ってしまうということに少し危うさも感じます。
ただ、自分のことが嫌いだ、嫌いだ、と思い続ける位なら、好きになれるように努力をしたい。
その努力は、単に心の持ち方を変えて自分を好きになるというよりは、努力をして、成長するための努力です。
ただ、この考え方は、持ち方を誤るとしんどくなります。
加藤さんの本に出会う前に、そのことをこのブログにも書きました。
▷「満たされない感」の負の側面から、どうやって自由になるか。
この考え方は、いつの間にか根付いていました。
うまい付き合い方は、未だによくわかりません。
ただ、加藤さんのような方でも、そういう考えを持っておられるということで、少し救われました。
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