■ ”漠然とした、できない理由”
何かやりたいこと・なりたいものがある時。
”できない理由“ばかり考えて、結局、
“やっぱり難しいから、やめておいた方がいいですよね”
と諦める人に時折出会います。
しかもその“できない理由”というのも、具体性を欠く、”漠然としたできない理由“であることがあります。
例えば・・・
うまくいくとは限らないから。
実現したって、その先どうなるか分からないから。
お金がないから。
親が反対するから。
こういう噂を聞いたから。
どれも、もっともらしい理由です。
こういう理由だけ見れば、それはチャレンジする気がなくなります。
■ できる理由を考えたか?
”なんでもチャレンジしましょう!”という無責任なことは言いません。
僕が思うのは、
”できる理由を必死になって考えたか”
ということです。
自分に対して、”これ、実現できそう?”と問うのではなく、
“これを実現するためには、どうしたらいい?“と問います。
そうすれば、”できる理由”を探すという行動に出られます。
できる理由というのは、“情報”と言い換えても良いと思います。
頭で考えても限界があります。
動いて、動いて、”できる理由“を探します。
具体的な行動に出れば、具体的な結果が出ます。
”お金がないから出来ない”と思い込んでいた。
しかし、色々調べると、奨学金制度や資金援助制度があることが分かった。
“この業界は求人が少ないから無理だ”と思い込んでいた。
しかし、その業界の人に聞くと、意外な就職方法が分かった。
こういうことは、実際にあります。
■ ”できない理由”も、具体的に。
もちろん、”できる理由”でなく、”できない理由“も考えるべきです。
ただそれは、上記のような漠然としたものではなく、”具体的なできない理由”です。
”実現するとは限らない”は漠然としていますが、”だいたい何%位実現するんだろう?”と考えて、合格率なり具体的な情報を調べることは必要です。
考えすぎると踏み出せなくなりますが、ある程度の情報収集は必要だと思います。
■ どちらも並べて、決断する。
そうやって、”できる理由“と”具体的なできない理由“を集めて、並べて、最後は決断をします。
両方の理由を並べた時点で、”漠然としたできない理由”ばかり考えていた時よりは、きっと見える景色が違うはずです。
障害だと思っていたことが、実はすぐに解決できる問題だったりします。
ただし、どれだけ“できる理由“を並べたとしても、100%成功するという保証は得られませんし、迷いはゼロにはならないと思います。
ここを見誤っていることがあります。
”迷ってるってことは、自分は本気ではないんじゃないのか?”と揺らいでしまうわけです。
だけど、リスクがある以上、やはり迷いというか恐怖心は消えないと思います。
チャレンジは、やはり恐怖心が付き物です。
最後は、リスクを覚悟してでもチャレンジするかできるかということになります。
もっとも、リスクがゼロなんていう道は無いと思いますし、一見リスクがゼロだと思える道ばかり歩む人生でいいのかという思いもあります。
本当は、”漠然としたできない理由“を並べて諦める方が、短期的には楽です。
”できる理由”と“具体的なできない理由“を集めてしまうと、“漠然としたできない理由“では逃げられなくなります。
その意味で、決断に追い込まれることになります。
漠然と考えて諦めるか、具体的に考えて決断するか。
結果的にチャレンジしなかったとしても、”なぜチャレンジしなかったのか”ということを具体的に考えておかないと、漠然と考えて諦める癖がつきます。
昔の僕のように。
↓この記事を気に入っていただけましたらクリック(投票)お願いします