■ 思い通りにいかない現実
自分の思い通りに物事を進めたい。
自分が正しいことを理解して欲しい。
多くの人が、多かれ少なかれ、こういう気持ちを持っていると思います。
ただ、そうはいかないのが現実です。
■ 2つのタイプ
その現実に対応するタイプは、大きく分けて2つあると思います。
1つは、”相手に譲ってもらおうとするタイプ”
もう1つは、”自分が譲るタイプ”
■ 譲ることは簡単ではない。
譲るのは、結構大変です。
思い通りにしたいし、自分が正しいと思っている。
”正しいのは私なのに、なんで私が譲らないといけないんだ”という気持ちは、よく分かります。
それをあえて譲るには、譲るだけの動機が必要です。
譲る動機はどこにあるでしょうか?
■ 譲る動機①
余計な時間・労力・摩擦を回避するためです。
僕は、根は、譲ってもらおうとするタイプです。
しかし、譲ってもらうとすると、摩擦が起きることがあります。
それで自分の意見を通しても、なんだか居心地が悪い。
自分の意見を通そうとすることは、実は、かなりエネルギーを使います。
思い通りに行っても、行かなくても、エネルギーを使います。
「だけど、譲ると、相手の思い通りになって損するのでは?」
確かにそう思えます。
だけど、”譲るタイプ”は、”なんでも譲る”わけではありません。
”譲れるところは譲る”わけです。
そのためには、どこが譲れないところで、どこが譲って良いところかという見極めが必須です。
譲れないところは、少なければ少ないほど、良いです。
譲るのって、自分に余裕が無いと難しいです。
心も、経済的にも。
■ 譲る動機②
譲るタイプで居ることで、”譲るタイプの人”に多く出会える。それによって、気持よく物事を進められることです。
1つ目の動機の、余計な時間等を回避するということでした。
これは、マイナスにならないようにするというイメージです。
2つ目の動機は、そこからさらに、プラスを増やすというイメージです。
最近気付いたのですが、譲るタイプ同士で仕事や活動をすると、気持ちが良いと感じます。
譲るタイプ同士だと、一度摩擦が起こっても、
”自分のこういうところが悪かった”、”いや、こっちも、ここが悪かったよ”という会話が成り立ちます。
その上で、”じゃあ、どうしていこう?”と前向きな話ができます。
決して、”譲らされた”わけではありません。
お互いが、譲ることを選択したわけです。
■ さいごに
結局のところ、譲れるところは譲る。譲れないことを出来るだけ少なくした方が、気持ち良いと思っています。
こちらが譲ったことを良いことに、どんどん譲らせてくるタイプの人とは出来るだけ関わらない。
譲れるところは譲り、気持よく、前向きに物事を進められる人と出会い、多くの時間を過ごすことのほうが、人生を豊かにすると思います。
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