自分を最高に生かすために〜9つの性格(鈴木秀子さん著)を読んで〜
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9つの性格(鈴木秀子さん著)を読みました。
「人間は、九つの本質の中の一つを与えられて、この世に生を受ける」
そして、9つのタイプのうち、自分はどれに当てはまるか。
そのタイプごとの特徴や、良い面・良くない面が書かれています。
■ この本を読む意味。
良い面・良くない面を見て一喜一憂することがこの本のメッセージではありません。
どちらの面も知った上で、どう付き合うことが良いかというヒントを与えてくれるのが、この本です。
先天的か後天的かは分かりませんが、僕たちは既に様々な性格が見についています。
全く性格の違う人に憧れる時もありますが、性格をガラッと変えるのはなかなか難しい。
それより、自分の性格を前提に高みを目指す、小宮一慶さんの言葉を借りれば、”なれる最高の自分”を目指すのが良いと思っています。
そのためのヒントが詰まった本です。
■ 私はタイプ1(完全でありたい人)
僕は、完全でありたい人のタイプのようです。
これでもかというほど的確に僕の性格が書かれていて、辛くなる程でした。
僕のタイプは、
何事においても完璧を期し、自らの理想を建設的な姿勢で追い求め、努力を惜しまない。
物事を完全にするために懸命に努力し、周囲にもそれを期待してしまう、しかし現実の社会に完全なものはそうないので、自分にも周囲にも憤りを感じる。
そのとおりです・・・。
思い返せば、自分で、苦しいと感じたり、苛立ったり、焦りを感じる時は、だいたいこの完璧さが満たされないときです。
それがなぜかというのは突き詰めて考えていませんでした。
”完璧”を求めていたがために、苦しんでいたようです。
そう考えると、自分の思考パターンや、どういう時に苛立ちを覚えるのか、ということが合理的に説明できます。
さらに厄介なことに、憤りをあらわにせずに溜め込んでしまう。
安易に怒りを表すことは、彼らにとって”完全”ではないからだ。
これも反論の余地がありません。
そんな僕がどうやって生きていけばいいかというと、一つのポイントは、
まず自分が”完璧”という非現実的な期待を抱いていることを認め、それを放棄しなければならない。
これを最近意識するようにしています。
ここまで見てくると、悪いことばかりのようですが、
タイプ1の最大の長所は、向上をめざして努力する思考にある。(中略)完璧さへの囚われから解放されたなら、そうしたエネルギーは、前進するための武器としていかんなく発揮される。
確かに、完璧でありたいという欲求が、努力するエネルギーになったことは間違いありません。今だって、そうです。
ただ、「完璧さへの囚われから解放されたなら」とあるように、うまく付き合っていった方が良いわけですね。
うまく付き合うことが、なれる最高の自分になる不可欠なパーツだと思います。
■ 最後に
他のタイプのことは紹介できませんでした。
また、タイプ1についてもここに書いた以外にも多くのことが記載されています。
自分のタイプに関する部分なら短時間で読むことができます。
みなさんは、どのタイプでしょうか。
この本は、小宮一慶さんの「ビジネスマンのための『読書力』養成講座」でも、紹介されています。
(他の本でも紹介されていたのですが、思い出せません…)
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