■ ”価値の種”
仕事等、ある活動を、ある程度の時間、熱心に、頭を使って取り組んでいれば、色々なスキルが身についているはずです。
例えば、デザイン力、文章力、交渉力、電話対応力、アイディア力等々。
最近ふと、このスキルが、実は”価値の種”なのではないか、と思いました。
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■ 種を育てる。
”種”なので、そのまま使っても価値とはいえません。
しかし、育て方によっては、価値に昇華できるように思います。
”種”を”価値”に育てる、昇華させるために重要だなと思うのは、
① 聞いた人が理解・再現できるように体系化すること
② 的確に伝えること
です。
■ ①について
種の段階では、要はコンテンツとして不十分だと思います。
例えば、裏付けはないけれど経験則上正しいと思っていることや、感覚的なところなど、色々あります。
それを、体系化します。それを聞いた人が、自分の生活に活かせるように。
そのために、例えば本を読んで整理・強化するのは有益です。
毎日のように文章を書いていても、文章力に関する本を読んでみると、無意識的にしていたことが正しいことだと分かったり、逆のこともあります。
”自分はこういう風に文章を書いています。正しいのかわかりませんけど。”では、足りません。
聞き手としては、”こういう風に書くと、説得的な文章が書けますよ”と教えてもらいたいです。
そのためには、体系化が大切です。
視点を変えれば、体系化しようと思えば、これまでの仕事の取り組み方とは変わってくるとも言えます。
どういうことをやれば、どういう結果になるか等を注意深く意識するようになるはずです。
先日、勉強法についての講演をしました。
自分がやってきた勉強法のはずなのに、それを体系的に説明する(どういう仕組で勉強したか、何が有効だったか、何が無駄だったか等)となると、簡単なことではありませんでした。
体系化は、単なる整理ではありません。
”研ぎ澄ます作業”というイメージです。
反対に言えば、この体系化という作業が出来れば、”価値”を創ることは意外と出来るのだと思います。
■ ②について
①を通じて作り上げたコンテンツを、的確に表現するということです。
■ ”価値の種”に気づくということ
持っているものが種なのかどうかは、気づきにくいです。
ところが、”何かできることはないかな”と思いながら人と色々話していると、「それ、面白いね!」と、自分は当たり前だと思っていたことに注目してもらえることもあります。
ぜひ、”価値の種”を探してみましょう。
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