ビジネス書や自己啓発本には、要は、
「こういうことをしましょうorしないでおきましょう」
「こういうことをするとorしないと、こうなりますよ」
ということがたくさん書いてあります。
例えば、
「信頼を得るためには、こういうことに気をつけましょう」
「こういうことをすると、信頼をなくしますよ」。
■ 良い面
本を読むたびに、
「こういうところに気をつけるといいんだな」
という新しい発想・発見が蓄積されていきます。
それによって、考えなしの言動を繰り返すのではなく、自分の中で枠を作って、適切に振る舞うことができます。
■ 気をつけなければならないこと。
ですが、自分自身気をつけないとなぁと思うのは、
「こだわり過ぎること・縛られ過ぎること」
です。
1つ目は、「自分自身に対するこだわり・縛り」。
「本に、こうしてはいけない、ああしてはいけない、こうしなさい、と書いてあったな」
と考え過ぎてしまうと、自分の言動がどんどん制約されてしまうのです。
上記のとおり、枠を作って適切な振る舞いもできますが、こだわり・縛りすぎると、息苦しくなります。
2つ目は、「人に対するこだわり・縛り」。
本に、「こうしてはいけない」と書いてあったのに、それとは違う言動をする人はいます。
これは、当然です。
人それぞれ価値観や考え、キャラクター等も全然違いますから、唯一の答えなんてありません。
なのに、こだわり・縛られ過ぎると、それに違和感を覚えてしまい、時にイラッとしてしまいます。
■
いずれにしても、本に書いてあることを実践すれば全てうまくいくわけでもないし、実践しなくてもうまくいくことはたくさんあります。
だからこそ、こだわりすぎず、縛られすぎず、「たくさんある中の一つの正解」位の気持ちで受け止めて、良いと思うなら実践する。
だけど、実践しようと思ってもできないこともあるし、それはそれでいい。
他の人が自分の考えとは違う言動をしても、それもそれでいい。
そうしないと、息苦しくなって、楽しくありません。
そもそもビジネス書を読むのは、人生を豊かにするためです。
読むことで、こだわりすぎて、縛られて、息苦しくなっては本末転倒です。
気をつけなければいけないな、と思いました。
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