「凄い人」との出会いを最大限生かす方法。
「凄い人」に会えることがあります。
「凄い」の定義は人それぞれですが,ここでは,自分より何段もレベルが上の人と考えてみます。
そのレベルは,特定の分野や仕事の枠内ではなく,もっと広い意味です。
例えば自分が10段しか階段を登っていなかったとしたら,凄い人は,既に1000段登っています。
10段しか登っていない自分にとっては,11段目のことを教わっても,「おぉ,なるほど」と感じます。
反対に,100段目位のことを言われても,「おぉ,なるほど」とは感じますが,実は真には理解できないのではないかと思います。
99段登った状態で教わる100段目と,10段しか登っていない時点で教わる100段目は,気付きと理解の程度において大きな差が出ると考えられるからです。
RPGで,冒険初期の段階で凄い呪文を覚えてもMPが足りなくて唱えられないし,凄い強い武器を持っても,元々もつよさが低いので,たいしたつよさにはならないような状態です。
じゃあ凄い人に会いまくればいいかと言うと,そうではないと思います。
不可欠の前提は,自主トレです。
本を読んで,色んな人に会って,意識的に生きる。
その過程で,レベルを上げていく。
そのうち,自分の力ではなかなか超えられない壁にぶち当たる。そこでその壁を破壊してくれるのが,凄い人との出会いではないかと思います。
凄い人に出会ったときは,すでに本番です。
凄い人に出会って,「明日から頑張ります!」ではなく,既に本番。「既に頑張ってきたので,今,壁を破壊できました!」です。
また,10段しか登っていない人の質問と,500段上った人の質問は,違ってくるはずです。
ぶつかっている壁が違うからです。
凄い人との出会いは,自分で破壊できなかった壁を破壊する本番だという思いで臨みたいと思っています。
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