余裕の無くなりそうな状況でこそ,余裕のある振る舞いが出来る人になろう。
客観的に余裕があるとき(仕事が混んでいないとき等)に余裕のある振る舞いが出来るのは当たり前のこと。
分かれるのは,客観的に余裕がなくなりそうな状況(仕事が混んでいるとき等)になったとき。
ここで余裕を失うかどうかで,信頼に大きな影響を与えます。
余裕を失わないというのは,のんびりしているという意味ではありません。
取り乱したり,イライラしたりしない,ということです。
忙しいときに電話がかかってくる。
忙しい中で誰かに頼み事をしても,先方のレスポンスが鈍い。
こんなことは珍しくありません。
そういうときに,あからさまに,「こっちは忙しいんだ」というような対応をする人が居ます。
普段気弱な対応しか出来ない人がいきなり横柄な態度を取ったりもします。
しかし,相手にとっては,忙しいかどうかなど知ったことではありません。
余裕をなくす人は,目の前の仕事に対処することに目を奪われすぎています。
自分が余裕の無い振る舞いをすることで色々な人の信頼を失っていることに気付いていません。
余裕が無くなりそうな状況で余裕を無くしてしまうようでは,信頼は得られません。
まず余裕が無くなりそうな状況を作らないこと。
それでもそういう状況になった場合は,余裕を無くしてしまわないよう意識すること。
今自分がどういう振る舞いをすれば良いか・どういう振る舞いをしてはならないか。
これができないと,目の前の事象に流されて,いつの間にか信頼から程遠い沖に流されてしまいます。