不快な思いをさせられたということで,(言い方は色々ですが)「謝罪して欲しい」と求めてしまうことがあります。
しかし,謝罪するというのは,非常にハードルが高いのです。
このブログでは何度も書いているように,多くの場合,各自「見えている世界が違う」ので,「私は悪くないので謝罪しない」ということが少なくありません。むしろこっちが謝罪して欲しいということにもなります。
また,謝罪をしてしまうと,責任を認めたと言われ,さらなる要求をされかねません。
そういった事情から,謝罪は簡単ではありません。
簡単ではないからこそ,求める意味があるとも言えますが,そう簡単には叶いません。
そうすると,「謝罪して欲しいのにしてくれない!」という不満をため続けることになります。
この不満をため続けている状態は平穏ではありません。
謝罪をしてもらうことで効果があるのは,主に心理面です。
ですから,自分で,「謝罪してもらわなくてもいいや」と思えるのなら,謝罪を求め続け,しんどい思いをしなくても良いのではないでしょうか。
いち早く不快な状態から脱する。
そのためには,自分で自分の気持にケリを付けることも有効ではないかと考えています。
もちろん,謝罪してもらわないと納得出来ないということは少なくありません。
ですが,出来ればそういうことは少ないほうがいい。だから,出来るだけそう思うことを減らしていくことも,有効ではないか,と思います。
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