問題意識を持って本を読めば,引き寄せられる。
1 本を読むときは問題意識を持つ。
悩みや問題意識を持って本を読めば,当然自分の悩みや問題意識に答えてくれている一節に引き寄せられます。
2 繰り返し読むことで新たな気付き,理解の深化が得られる
ある時期にその本を読んだときには線も引いていない箇所でも,後日読んだときには,その箇所が心に響くことも少なくありません。
読むたびに新しい気付きがある。
こういう本が,「座右の書」になっていくのだと思います。
これは,意識する問題の種類が変わったのもありますが,色々な経験,読書をして,成長したということも理由だと思います。
3 学問でも同じ。
難解な本を読んでも,最初は殆ど分からない。何が分からないかも分からない。
それでも,とにかく一度最後まで読む。
そうすると,分からなかった一節について別の角度から説明している箇所があったりする。
その上で分からなかった一節に戻ると,「こういうことだったのか。確かにそう読めばスッキリ理解できる」となる。
あるいは他の本を読んで,知識を深めていくという方法もとります。
4 ここが面白い!
読書でも勉強(勉強一般が面白いというわけではないですが・・・)でも,「つくづく面白いな」と思うのは,初期に読んだ本は,「なんか物足りないな」と思ったり浅い理解しかできない(それが浅いことすら分からない)のに,他の本を読んだ上で最初の本に戻ると,実は必要なことがちゃんと書いてあることに気付くし,最初は気付かなかったような内容を読み取れるということ。
5 読書をする上で私が理想とするのは次のこと。
① その内容を,人に説明できること。
② そのまま引用して説明するだけではなく,自分や相手に身近な例えを用いたりして,説明できること。
③ 相手から関連質問を受けたときに,応用して応えられること。
④ 人に説明するだけでなく,自分も確実に実践できること。
⑤ 著者が書籍に書いていないことでも,著者の「考え方」そのものをインストールし,「こういう場合だとこういう風に考えるだろうな」とイメージし,自分なりの答えが出せ,実践できること。
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
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